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投稿日: 2019.04.25 11:24
更新日: 2019.04.25 12:12

元F1ドライバーも多数参戦のストックカー・ブラジルが開幕。ルーベンス・バリチェロが2位表彰台


海外レース他 | 元F1ドライバーも多数参戦のストックカー・ブラジルが開幕。ルーベンス・バリチェロが2位表彰台

 同国出身の元F1ドライバーが多数参戦する人気ツーリングカーシリーズ、SCBストックカー・ブラジルの2019年シーズン初戦がサンパウロ近郊のヴェロパークで開幕。記念すべきシリーズ40周年500戦目のメモリアルレースを制したのは、2017~18連覇の王者ダニエル・セラ(ユーロファーマRC)となり、2014年チャンピオンのルーベンス・バリチェロ(フルタイム・スポーツ)も天候急変の難コンディションを読み切り2位表彰台と、タイトル奪還へ好発進を決めている。

 ブラジル南部リオグランデ州に位置するヴェロパークのトラックには金曜から散発的に降雨があり、土曜に開催された今季初予選も難しい路面コンディションでのアタックに。

 そのQ3で今季初ポールポジションを射止めたのは、シリーズ通算8勝の実力者チアゴ・カミーロ(イピランガ・レーシング)で、ワンメイク鋼管パイプフレームに特徴的ガルウイングを備えたシボレー・マリブでキャリア11度目の最前列を確保した。

 その背後フロントロウ2番手には王者セラが並び、セカンドロウ3番手にバリチェロ、その隣にはフル参戦2年目で今季からトップチーム移籍のネルソン・ピケJr.(フルタイム・スポーツ)の元F1コンビがつけ、3列目にはこちらも強豪シムド・レーシングから心機一転、新興チームに移籍した2015年王者マルコス・ゴメス(KTFスポーツ)が5番手からのスタートとなった。

 まだウエットパッチの残るダンプコンディションながら、ほぼ全車がドライタイヤでスタートした46周の決勝レースは静かな立ち上がりとなり、オープニングの1コーナーはトップグループにポジション変動なく進むと、2周目にゴメスがピケJr.のインをつき4番手に浮上してくる。

 その後、トップ10圏内ではマックス・ウィルソン(RCMモータースポーツ)、セザール・ラモス(Blauモータースポーツ)、ガブリエル・カサグランデ(クラウン・レーシング)が熾烈なポイント争いを展開し、3ワイドの接近戦でスタンドのファンを沸かせると、トップグループでは一時セラの猛攻にさらされ防戦一方となっていたカミーロがじりじりとマージンを築き始め、セラを2秒半ほど引き離してクルージングモードに移行し始める。

3番グリッドに並ぶルーベンス・バリチェロ車も、スタート直前までタイヤ選択に悩むコンディションに
ポールシッターのチアゴ・カミーロがホールショット。セラ、バリチェロと静かな立ち上がりに
車列後方では序盤から足元をすくわれ、コースオフを喫するマシン多数の難コンディションに


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