今季から公認申請でリヤサスを改良してきたアベンシスだったが、最終セクションではややワイドなラインを走行せざるをえず、7周目にはサットンに並ばれるなど苦しい展開。翌周にもバンパー・トゥ・バンパーで姿勢を乱され、失速した間隙を突いてサットンが前へ。続く11周にはマゴッツ~ベケッツのS字区間でクックにも並ばれると、最終セクションで先行を許し3番手後退となった。

そのままトップ3の順位は変わらず22周のレースはチェッカー。MG6が今季2勝目を挙げたかと思われたが、レース後の車検でMG6 GTのリヤウイング取り付け位置と角度規定に違反が見つかったとして2台をレース除外処分とし、イングラムのアベンシスが意外な形での勝利を手にした。
正式結果2位にはフォーカスのジョーダン。3位には、18周目にアダム・モーガンのメルセデス・ベンツAクラスとのバトルを制したハンディ・モータースポーツのアベンシス、オースティンが入った。
また、このレースでは前戦ペナルティの影響で27番手スタートだったシルバーライン・スバルBMRレーシングのコリン・ターキントンが見事なレース運びで10位入賞を果たしている。
