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投稿日: 2019.05.24 12:57

豪州SC:さらなるコスト削減に向け、過給機付きV8エンジンの導入を検討か


海外レース他 | 豪州SC:さらなるコスト削減に向け、過給機付きV8エンジンの導入を検討か

 2017年から米国のGMと共同でV6直噴ターボの開発を進めていたホールデンだが、現在その計画は棚上げとなり、2019年も引き続き5リッターのV8自然吸気を走らせている。

「GMとホールデンのプロトタイプカーのテストに立ち会った際、V6ターボエンジンは決してV8の代替にはならないことを悟ったんだ」と続けたシーマー。

「アメリカで何が起きているかを見ていると、今は4リッターのV8ツインターボに注目が集まり始めている。私が思うに、レクサスは彼らのGTプログラムのためにこの動向を注視していると思う」

「そしてロードカーでも、街中でAMGのサウンドを聴いてみると、彼らの4リッターV8ツインターボは非常に良い音を発している。それは興奮をもたらす音だ」

「我々はファンに対して、内臓を震わすほどの経験を提供する必要があることを理解している。それはラウド(騒々しく)であることがプラウド(誇り)なんだ」

「でもそれは決して他の方法を否定する話ではない。もし仮に、V8スーパーチャージドが4万豪州ドル(約300万円)の追加コストで実現し、年に2回のリビルドで運用できるとしたら、なぜその方法を検討しないのか……ということだ」

 そしてもうひとつの検討課題が、現在640PSに到達しているという最高出力の引き下げだ。

「これも本当にハードな数字なんだ。(ニッサンをシリーズに誘致した)トッド・ケリーやその他、新たなエンジンを導入した人物にも聞いてみるといい。その数字を達成するのが簡単なことではないのがすぐにわかるだろう」

「もしそれらの数字を少し引き下げた場合、我々はほかに何ができて、何を失うことになるだろう? マシンが遅くなりすぎることはないし、今の迫力となんら変わらないレースが見られるはずさ。これらの議論は現在も進行中だよ」

旧型のショーカーなどをテストベッドにV6直噴ターボの開発を進めていたGMホールデンだが、現在その計画は中断されている
GMがベースエンジンとしたのは、北米でキャデラックATS.V.R. GT3に積まれたLF4-Rだった
安価な開発、運用コストでエンジンのパフォーマンスが改善すれば、シリーズにとっては大きなメリットに


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