さらにイギリスの4輪モータースポーツを統括するモータースポーツUKは、「継続的な成功とシリーズの安定」を踏まえて、TOCAと結んでいる2022年までの既存契約を5年間延長し、2026年までBTCCの運営を託すことをアナウンスした。

 かつてはMSA(モーター・スポーツ・アソシエーション)として知られたモータースポーツUKは、この運営権延長の契約締結に際して「すべての関係者にとって長期的な安定性を確保しながら、予定を前倒しで取引を拡大することを決定した」としている。

 シリーズの最高運営責任者(CEO)を務め、FIAのツーリングカー・コミッション理事でもあるアラン・ゴウは、「我々は少なくとも、2026年までシリーズの運営を続けることができると確認できた。これはBTCCの長期的な安定に向け重要な意味を持つ決定だ」と、歓迎の言葉を残した。

「これにより、このエキサイティングな選手権の継続的な成長に不可欠な、確実性のある計画立案と運用が可能となった。そこにはもちろん、ハイブリッド技術の導入も含まれている」

 日本のマニュファクチャラーとも縁が深く、マルチコンストラクターのプロドライブを設立したデビッド・リチャーズは、現在モータースポーツUKの会長職も務めており、今回の契約に際して「少なくとも、2026年まで彼らとともに仕事ができることを喜んでいる」と語った。

「BTCCは世界で最も愛され、成功しているチャンピオンシップのひとつだ。イギリスではもちろんのこと、毎年30台を越える盛況なグリッド、世界の巨大マニュファクチャラーによるハイレベルなサポート、テレビのライブ中継、そして毎戦4万人を越える現地観戦組のファンに支えられている」と、改めてBTCCの規模を説明したリチャーズ。

「TOCAは、チャンピオンシップの組織化と推進において非常に優れた仕事をしてきた。これまでも英国各地のトラックでアクション満載のレースを提供しており、モータースポーツUKとしても彼らと2026年まで協定を延長できてうれしく思っているよ」

2019年シーズン前半戦を締め括るオールトンパークでは、王者コリン・ターキントンがキャリア通算50勝を達成
iTVスポーツでのライブ中継に加え、どのサーキットにも数多くの観戦客が詰めかける

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