更新日: 2019.07.10 21:31
ユーロフォーミュラ・オープン:佐藤万璃音、ハンガロリンクも連勝で通算6勝目
名取は同じカーリンからの松下のEFOスポット参戦を素直に歓迎した。「カーリンのクルマでも、モトパークやテオ・マルティンと渡り合えると松下さんが証明した。つまり僕たちがもっと頑張らないといけない」と名取。
4日の公式合同テスト/プライベートテストで9番手、5日の練習走行では1回目こそ14番手に留まるも2回目は6番手へ急浮上した。
迎えた6日の予選1回目は松下の自己ベスト抹消があったとはいえ、チームトップの5番手で通過。決勝レース1では6位となった。
「今週は良い流れ。松下さんのスピードを見られたことはポジティブな収穫です。決勝レース1ではスタートで気持ちが空回りして順位を下げてしまったけれど、6位という結果はともかくレース内容は悪くなかった」
「松下さんからはセットアップなどについてもアドバイスをいただいていて、自分も成長できていると思う。チームメイトが速いと、それに自分も合わせようとするから良い循環になっていますね」
もっとも、7日の予選2回目は11番手に沈んだ。「松下さんからのアドバイスでアグレッシブにクルマを走らせましたが、自分自身がそれに対応できずミスで一周をまとめきれなかった。集団の中でタイヤを十分に温められなかったのも一因」と苦笑い。
それでも決勝レース2ではエンジンストールで順位を落としたクルマが2台もあり、1周目だけで7番手まで順位を上げた。前方の1台が後退して6番手へ浮上した名取は、先行する5番手を終始にわたり追い掛け回しながら6位でチェッカーとなった。
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なお、FIA-F3とEFOを掛け持ちで参戦している角田と名取は、両選手権の日程が重なる7月13~14日と9月7~8日(F3はモンツァ戦、EFOはシルバーストン戦)はいずれもF3を優先し、EFOは欠場する予定。
これによりEFOのドライバーズタイトル争いは、208点でランキング首位につける万璃音と、127点で2位につけるダナーによる一騎討ちとなりそうだ。