続くレース2では、R1トップ5リバースのポールからスタートしたブリンクのチームメイト、アンドレアス・ウェルナーソン(アウディRS3 LMS)がライト・トゥ・フラッグの完勝を挙げ、2位にはフロントロウのホンダ・レーシング・スウェーデン・バイ・MA:GPのマティアス・アンダーソン(ホンダ・シビック・タイプR TCR)が続き、8番グリッドから出たダールグレンはシビックのテールに抑えられ3位に終わり、最終的に未勝利でファルケンベリを後にすることとなった。
それでも「レースでのマシンは最高の感触だった」と、チームを賞賛するコメントを残したダールグレン。
「レース2でのドライビングには非常に満足しているよ。途中で“誰かに触れられる”ようなこともなかったしね!! ただ自分のチャンスを待ち、それが訪れた時にポジションを獲りに行くことができたんだ」と、皮肉を込めて振り返った元王者。
「僕はマティアス(アンダーソン)とは何度もレースをしたことがあるが、今日の彼とホンダは素晴らしいペースで、コースを目一杯使ったディフェンスを見せていた。僕はそれに関して敬意を表するし、そのドライビングはまるで美しい絵画を見ているようだった。完璧にドアを閉められたので、かなりフラストレーションが溜まったけれどね」
この結果、ドライバーズランキングではダールグレンが153ポイントで首位は変わらないものの、2位ウェルナーソンが144ポイント、3位ブリンクが126ポイントと続き、残るシーズンも両チームの精神戦を含めた勝負が激化しそうな気配が漂う。
続くSTCC2019年シーズン第5戦は、8月17~18日にカールスクーガで争われる。


