更新日: 2019.08.20 14:02
インディカー戦うロッシとヒンチクリフ、豪州の祭典“バサースト1000”へ殴り込み
「学ばなくちゃいけないことだらけで、迅速なマシン習熟が必須になるだろうけど、そのことは良く理解しているつもりだ」と、自身初の“ハコ車”となる、トップツーリングカーに挑むロッシ。
「このスーパーカー・シリーズにはドライバーの友人が数多くいて、彼らの才能を考えればとても厳しいコンペティションになる。マウントパノラマという独特のサーキット攻略も求められるし、本当にエキサイティングな挑戦になりそうだね。でも、このレースは長い間、僕のターゲットリストに載せていたものでもあるんだ」
「興奮と恐怖、このふたつの言葉は本当に良くこのレースを表現していると思う。ワクワクしながらも、恐れをなしつつマウントパノラマと“手をつないで”仲良くなり、コースを攻略していく。超ハイスピードのブラインドコーナーが数多くあり、本物の勇気が試される。サーキットに対する知識が非常に重要だ。現時点で僕は何も持っていない、これは面白くなりそうだね」
一方、旧規定のマシン経験があるヒンチクリフも、事前テストの経験がロッシと自分自身をスピードアップさせるのに必要不可欠だと考えている。
「シリーズの前身であるV8スーパーカー時代に彼らと一緒に走った経験がある。多分、アレックス(ロッシ)よりは左手で快適にシフトできると思うけど(笑)、でもそれも随分昔の話だ。それ以降、シリーズにもマシンにも大きな変化が起こっているようだからね」と、ヒンチクリフ。
「僕たちふたりにとっては、大きな学習曲線を描くためにテストが必須だ。モータースポーツ界で最も困難なコースのひとつを学ばなくてはならない上、初めてドライブするマシンの特性を把握する時間が必要だからね」
ワイルドカード枠エントリーのインディ・タッグに加えて、WAUのレギュラーカーである2台も“エンデューロ・カップ”初戦となるバサースト1000にエントリー。2号車は2年連続で表彰台獲得中のスコット・パイとウォーレン・ラフのペアを継続。もう1台には2010年シリーズ王者のジェームス・コートニーとジャック・パーキンス組が5年目のタッグで挑むことになっている。