更新日: 2019.08.21 10:53
元F1ドライバーのルーベンス・バリチェロ、2012年以来のフォーミュラレース参戦へ
「F1時代には、そのキャリア期間中に何度もオーストラリアを訪れた。比較的いい思い出ばかりだったと思う。この新鮮なS5000の開幕戦で、ふたたびオーストラリアに戻れるのを楽しみにしているよ」と、意気込みを語ったバリチェロ。
「史上最速のフォーミュラカーというS5000のコンセプトはとても興味深いものだ。マシンはとてもチャレンジングに見えるし、その歴史の最初の1ページで自分が役割を担えることを光栄に思う」
「(これまでのタスマンやフォーミュラ・サンダー5000などの流れを受け)オーストラリアで本格的なオープンホイールカテゴリーが復活するのは素晴らしいことだ。コクピットの背後に搭載される5リッターV8のサウンドと姿も最高だね」
「これまでサンダウンのサーキットには行ったことがなく、マシンを含めて多くのことを吸収しなくてはならないし、忙しい週末になるだろう。でもS5000のシリーズが始まるのにふさわしい場所、ふさわしいトラックのように感じる。最高の経験になるだろうね」
シリーズマネージャーを務めるクリス・ラムデンは、そのスタイルから「レーサーの中のレーサー」であるバリチェロが、560馬力のフォーミュラカーをドライブする姿を心から楽しみにしている、とエールを送った。
「ルーベンスがメルボルンにカムバックし、サンダウン・レースウェイで戦う日を心待ちにしている。この近年は、オーストラリアの”V8スピリット”に敬意を表し、この国でトップレベルのシングルシーター・カテゴリーを再興することに集中してきた。その失われたフォーミュラにスポットライトの当たる日が間もなくやって来る」
「ルーベンスは、F1やインディカーを退いた後もゲームに留まっている。ストックカー・ブラジルでの活躍はこの国にも伝わっているし、我々のVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーとは異なるものの、同じようにV8エンジンを搭載したシボレー・クルーズで戦い続けている」
「実際、先週末に開催されたカンポ・グランデでのレースでは勝利を挙げた。彼は本物のレーサーなんだ。それゆえに、S5000に挑戦するオーストラリアの若手有望株や、経験豊富なドライバーにとっても、自分自身のパフォーマンスを図る際、ルーベンスは最高のターゲットになるだろう」