そのBMWは、現時点でいくつかの有望な潜在カスタマーとなるチームとの協議を進めているというが、具体的なチーム名など詳細は一切明かされていない。
「我々の側としては状況は変わっていない。関心を示してくれたいくつかのチームと非常にいい話しあいを続けており、スポンサー企業やパートナーとチームを維持し、我々が提供する装備を活用できる体制作りや、それを走らせる複数のドライバー候補などを検討しているところだ」と続けたマルカルト。
「我々は本当にいい話しあいを続けているし、現時点で、私はそれを本当に素晴らしい機会だと感じている。BMWとしても、それを推し進めていきたいと思っている」
一方、アウディスポーツの代表を務めるディーター・ガスは、2020年シーズンに向けさらなるカスタマーチームの拡大に関して、本格的な取り組みは進めていないことを明かした。
「正直に言えば、これ以上のカスタマーチームを探していないのが本当のところだ」と答えたガス。
「我々がジョイントしているチームWRTと、DTMの活動における取り組みはまだ始まったばかりだ。そして、この状況にとても満足しているんだ。だからといって、中長期的に扉を閉ざしているわけではない。誰かがそのディスカッションに参加したいと言えば、我々はいつだって前向きだ。ただ、現時点で積極的にリサーチしていない、というだけだ」
R-モータースポーツのチーム代表であるDr.フローリアン・カメルガーも、来る2年目のシーズンに向けてグリッド上のアストンマーティンの台数を増やすことはないだろう、としている。
「将来的には、我々のチームもあと1台か2台は増やせるかもしれないが、2020年に関しては、その可能性は薄いと言わざるを得ないね」

