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「通常、モータースポーツのピットガレージは(パーテーションや照明、加飾パネルなどで)“着飾って”ピットロード側を正面として設定されている。すると、パドックを訪れたファンは、通常ピットのバックウォールや備品が置かれる雑然とした環境しか目にすることができないでいた」と続けたゴウ。

「これに対し、パドック側をピット正面として“顔”を持ってくるようガレージを効果的に反転させることで、彼らはピット内で起きているすべての作業を見ることが可能となる。これにより、ファンはチームとドライバーのレースウイークを詳細に観察できるため、レースに向けてより没入感のある雰囲気が生まれるだろう」

「もしこのコンセプトがうまくいけば、シルバーストンに加えてドニントンパークやスネッタートンでも同じレイアウトが採用できるだろう。ピットガレージの後ろに充分なスペースがあれば、どのサーキットでも運用可能なアイデアなんだ」

「マシンがトラックに出る必要があるときは、チームはマシンを押し戻し、ピットレーン側からコース上へ進むことになる。私はこのコンセプトに非常に自信を持っているし、その他のカテゴリーで採用実績があるか、ついぞ知らない。なんでもっと早く思いつかなかったのか、自分に腹が立つくらいだよ(笑)」

 全10戦のカレンダーが予定される2019年BTCCシリーズは第7戦までを終えており、次戦は9月14~15日の第8戦スラクストンが待ち受ける。その月末、28~29日のシルバーストンでこの“リバースピットガレージ”コンセプトが初導入される。

ドライバーたちも、ファンの眼の前でレースウィークのスケジュールをこなしていくことになる
各セッションに向けた作業や取り組みを間近に観察することで、より週末への没入感が生まれる効果が期待される

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後藤佑紀ごとうゆうき
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