コートニーの言葉にもあるとおり、チームに所属した期間で通算7勝を挙げたエースに対し、チームオーナーのライアン・ウォーキンショーも惜別の言葉を送った。

「ジェームスとは9シーズンにわたり、お互いに素晴らしい時間を共有してきた。彼の陽気で明るい性格と、ガレージ中で聞こえる笑い声を失うのは、チームのメンバー全員にとって本当に寂しいことだ。でも残る2019年シーズンで、ともに最高の時間を過ごせることを確信している」

 同時にウォーキンショーは、2018年からチームへの資本参入を開始した北米のアンドレッティ・オートスポートと、ユナイテッド・オートスポーツの意向を考慮しつつ、ライアン・ウォーキンショー、マイケル・アンドレッティ、そしてザック・ブラウンとの協議で近日中にも新ドライバーの発表を行う、としている。

 一方、ウォーキンショー・レーシングからHRTのステータスを引き継ぎ、ホールデンの現ワークス格として参戦するトリプルエイト・レースエンジニアリングは、クレイグ・ラウンズとの契約延長をアナウンスし、耐久カップ登録のコドライバーとして2021年末までステアリングを握ることを発表。少なくとも今季を含む3シーズンはジェイミー・ウインカップとのペアが継続することを確認した。

 2018年限りでフルタイムのドライバー稼業から引退を表明したラウンズは、10月のバサースト1000から始まるレース距離500マイル越えの”エンデューロ・カップ”に向け、ウインカップとのペアで全3戦にエントリーすることが決まっていた。

 ラウンズのマウントパノラマ全7勝のうち6勝をこのトリプルエイトとともに挙げており、その系譜を継いだ愛弟子ウインカップはシリーズで7度のタイトルを獲得するスーパースターへと登り詰めた。

 この新契約により、自身も師と仰いだピーター・ブルックの持つバサースト1000での9勝という記録に挑む可能性も出てきており、この新規2年契約は大きな注目を集めることになりそうだ。

コートニーは2020年に向け、恩師でもあるチャーリー・シュワルコート率いるTeam18への移籍が有力視されている
愛弟子ジェイミー・ウインカップ(左)とのペア継続を発表したクレイグ・ラウンズ

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