それでもチームは一刻も早いセットアップの熟成を狙い、プライベートテストに異例のドライバー起用を決断し、FRのスバル・レヴォーグGTをドライブし王者に輝いているサットンに白刃の矢を立てた。
これにより、チームにはFR経験豊富なチャンピオンからフィードバックがもたらされ、インフィニティQ50BTCCのパッケージ改善がもたらされると同時に、後輪駆動経験の乏しいモファットのドライビングコーチ的な役割にも期待している。
「インフィニティには本当に感銘を受けたよ。チームが言うとおり、このクルマには確かに高い可能性があると思う」と、初ドライブのインプレッションを語ったサットン。
「レーザー・ツールズのスタッフたちは確実なターゲットになるベンチマークを求めていたし、その手助けになるべく一生懸命にドライブしたよ」
「パフォーマンスを改善するための材料はすでにマシンの中に備わっていると感じた。最新の(希望チームにシリーズ共通として用意される)TOCAエンジンも悪くない。あとはどうやってそのスピードを開放するかだけだ。彼らは間違いなく、今季の後半に進歩を遂げてくるだろうね」

