更新日: 2019.09.17 19:09
BTCC:前戦勝者、FK2ホンダ・シビックのサム・トルドフがノックヒル戦を欠場
BTCCイギリス・ツーリングカー選手権のフロントランナーで、前戦スラクストンでも勝利を飾っているサム・トルドフが、今週末9月13〜15日に開催される第8戦ノックヒルへの参戦を見合わせると発表。その代役を、元ドライバーで現在はプログラマーでもあるマイク・ブッシェルが務めることがアナウンスされた。
イギリス国内で展開されるカーディラー網を束ねる実業家でもあり、かつては名門ウエスト・サリー・レーシング(WSR)に所属したトルドフは、そのBMW125i Mスポーツでタイトル争いを繰り広げた。
その後、1年の休養を経て2018年にはモーターベース・パフォーマンスからシリーズに復帰すると、今季はホンダ陣営にスイッチしたAmD.comに移籍。ここまでドライバーズランキング9位と奮闘を続けてきた。
そのトルドフは、この週末の第8戦を急遽欠場することに至った経緯に関して、所属チームCobra Sport AmD AutoAid/RCIB Insuranceのステートメントを通じて次のように記している。
「私と妻のジョージナは、この世に生まれてきてくれた美しい男の子、アーロジョージが土曜日の午後に穏やかに息を引き取ったことについて、心を痛めています」
「9月2日の月曜日に無事、私たち夫婦の元にやってきてくれた彼は、残念なことに腎臓が適切に形成されなかったことが明らかになりました。そして何よりも悲しいことに、現時点ではどんな治療法や医療措置でも、彼の命を救うことができませんでした」
「私たち夫婦はこの現実に心の底から憔悴していますが、それと同時に、この完璧な男の子と過ごした貴重な日々に心から感謝しています。この心痛極まる時間に、どうか我々のプライバシーにご配慮いただくよう、お願い申し上げます」