「一般的に、1年も運転していないマシンを再び意のままにドライブするのは簡単じゃないわ。少しだけ“マゴついた”けど、改めてドライビングの感覚を取り戻すことができた」と、シルベストロ。
グレイシーとともに、昨年のフォード・ファルコンとの感触の違いを確認し合ったシルベストロは、両車は明らかに“異なるマシン”であることを認めつつも、アルティマのドライブが「楽しめるものである」ということを強調した。
「クルマのフィーリングを掴むにはマシンの中で快適であることが重要で、私はまだそこまではイケてないのが実情ね。まだまだタイヤの性能や感触を筆頭に、学ぶべきことが山ほどある。でもそれは時間とともに確実に良くなるもので、この2日間でもさらに前進すると思う」

「でも昨日、最初の5周を走った時には、正直に言って『なんて視界が狭いの!』って、ショックを受けたわ(笑)。ここ数年は(インディカーやフォーミュラEなど)オープンホイールばかりに乗っていたから、ひさしぶりの感覚にすごく戸惑った。でもこれは本当に最初のことで、すぐに慣れる。この後はファクトリーで過ごし、データを見ながらクルマへの理解をさらに深めるつもりよ」

シリーズの天王山でもある『バサースト1000』は、この10月6-9日にシドニー西部のマウント・パノラマで開催される。