更新日: 2019.11.20 13:25
電動SUV戦『エクストリームE』、4番目の開催地はヒマラヤに決定。ピケJr.や青木拓磨もプログラム入り
また、9月にもシリーズに参戦するドライバー候補のプログラムを公開したエクストリームEは、その第2弾となるリストも発表。このなかには初代フォーミュラE王者でありWWF(世界自然保護基金)大使でもある34歳のネルソン・ピケJr.や、大クラッシュにより両足切断というドライバー生命の危機に瀕しながら、見事カムバックを果たしたビリー・モンガー、日本からは“青木三兄弟”の次男でライダーの青木拓磨がリスト入りしている。
ピケJr.は「世界中で競争し、できれば毎日マシンをドライブして過ごしたいと思っている僕らのような人種にとって、持続可能性を押し広げるレースやチャンピオンシップほど魅力的なものはない。このエクストリームEは、その意味でも自らを限界までプッシュしたくなるシリーズだ」と意気込みを語った。
ブラジル出身でアマゾン熱帯雨林焼失のニュースにも心を痛めていたピケJr.は、気候変動や地球環境保護の啓蒙活動をシリーズの核に据えたエクストリームEへの参加に強い意欲を示しており、WWF大使としての役割も果たしたいと望んでいる。
「僕がフォーミュラEに参戦した当時から、多くのドライバーにとって、それは自動車産業の電化だけでなく、持続可能性を推進する必要性について教えてくれる重要な機会になった。世界で何が起こっていて、気候変動の結果がどうなるかの予測は誰にもできなかったし、今こそメッセージを広めることが僕の重要な仕事だとも感じているんだ」
このリストには、それ以外にも多くのドライバーが掲載され、ダカールラリーで優勝した最初のイギリス人であるサム・サンダーランド、スポーツカー耐久とDTMのスターで日本でも活躍を演じたロイック・デュバル、フォーミュラEとF1経験者のカルン・チャンドック、同じくF1&フォーミュラEドライバーのジェローム・ダンブロジオ、そしてフォーミュラEレギュラー勢からダニエル・アプト、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、オリバー・ターベイに続き、2019年もスーパーGTで活躍したジェームス・ロシターらが名を連ねている。
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