「これまで、このバサーストへの参戦は実現してこなかったが、10代の頃にマウントパノラマでレース観戦したことは鮮明に覚えているよ」と語ったニュージーランド出身の“キウィ”であるディクソン。
「僕がこのサーキットで一番気に入っているのは、トラックの最高点である頂上を高速で通過した後、ワインディングのように曲がりくねった道でライバルを追走しながら、最終コーナーまで駆け下りてくるセクションだ」
「僕自身、長距離レースが大好きだし現時点でもレギュラー参戦しているインディカーに加えて、デイトナ24時間やセブリング12時間、それにプチ・ル・マンも戦っている。最初に耐久レースに参戦したのは1999年にまでさかのぼるんだ」
今年1月に開催された2019年大会で、先代型ヴァンテージGT3で総合2位に入っているRモータースポーツは、2020年のイベントに向け2台の新型ヴァンテージGT3を投入予定だが、そのもう1台の陣容についてはまだ明らかにしていない。
しかし、チーム代表を務めるフローリアン・カメルガーは、バサースト参戦に向け「ディクソン、ケリー、デニスの組み合わせは、考えうる限り最良のラインアップ」だと自信を見せている。
「スコットやリックといったスタードライバーが、バサースト12時間耐久のプロジェクトを後押ししてくれるのをうれしく思う。そして、パートナーとなるカストロールやBPに深い感謝を捧げたい」と語ったカメルガー代表。
「彼らは、我々がこのセンセーショナルなレースに一番乗りで参加表明することを可能にしてくれた。2019年は総合2位という素晴らしいリザルトを手にしただけに、この耐久クラシックで残るもうひとつのポディウム位置に上がれたら、夢のような結末になるだろうね」

