これに対し、スチュワードはマクローリンに選手権ポイント25点剥奪のペナルティを与え、クラッシュの引き金となったウィンカップのドライビングに対しては、15秒のレースタイム加算という判断をレース後に下した。これにより、トップチェッカーを受けたウィンカップ組は11位まで後退。しかし、チームはこの裁定を不服として控訴することを決めた。
「まだ裁定の日時は決まっていないが、今言えることは“我々は単にレースをしただけ”だということだ。(ボルボの)インに飛び込みオーバーテイクを狙ったが、マシンをうまく止められずにヒットしてしまった。懸命にレースした結果、一日の終わりにすべてを奪われてしまったような気分だ」と、ウィンカップ。


この裁定により、2番手を走行していたウィル・デイビソン/ジョナサン・ウェブ組が逆転勝利。週末最初のフリープラクティスでは、トラブルもあって17番手からのスタートとなったウイニング・ペアだが、日曜決勝のファイナルラップまでに2位浮上を成し遂げ、その時点で3番手だったトリプルエイトのもう一台、現選手権リーダーのシェーン・バン-ギズバーゲン/アレクサンダー・プレマ組と0.1434秒というバサースト史上最少僅差でゴールラインを通過し、栄冠を手にした。
