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 DTMドイツ・ツーリングカー選手権の2020年シーズンに参戦するBMWモータースポーツとアウディスポーツが、2月12~14日にかけてイタリアのバレルンガでオフシーズンテストを実施。BMWは2020年仕様マシン初テストに臨み、両陣営ともに晴天のコンディションで1800km以上を走破した。

 首都ローマの北部に位置するバレルンガは3日間にわたってほぼ晴天が続き、テストは一貫したトラック状況で進行した。BMWはフィリップ・エンゲ、ティモ・グロックに加え、新加入のジョナサン・アバディーンとルーカス・アウアーが参加。ロングランとショートランの両方で新シーズンに向けた技術的ソリューションの評価を行い、予定されたすべてのプログラムを消化するなど順調にメニューをこなした。

 この結果、2020年仕様BMW M4 DTMをドライブしたエンゲとグロックのふたりで、計460ラップを走破し、1851kmものマイレージを稼いだ。

「マシンに盛り込まれた技術的対策が、すべて機能することを確認できた」と、充実のテストを振り返ったエンゲ。

「マシンのドライブはとても“イージー”で、僕たちは確実に一歩前進したと思う。続くモンツァでの合同テストも楽しみにしている」

 一方のグロックも「クルマはとてもいい感触で、リストに挙げられたポイントのいくつかを確認することができた」と首尾を語った。

「今回はとてもポジティブなテストになったし、シーズンに向けて万全の準備を進めるべくモンツァではあらゆる項目を整理する必要があるね」

DTMではデザインライン以下は共通パネルを採用する。内部エアフロー改善やエンジンの改良がメインに
「パドックに着いたとき、これがキャリア20年目だと気付いたんだ」と語ったティモ・グロック
フィリップ・エンゲも「チームが冬の間にどれほどの努力を重ねたかを感じた」と手応えを口にした

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