更新日: 2020.03.06 11:55
TCRが2021年に南米上陸。ブラジル、アルゼンチン、チリ、ウルグアイの4カ国でシリーズ戦開催
「TCRの概念は本当に革新的で、この5年間でツーリングカーレースを世界規模で再構築した。それを南米大陸に持ち込めば、TCRシリーズの世界的勢力図をさらに拡大することになるだろう」と語るのは、ALL-INKL.COMミュニッヒ・モータースポーツのエースを務めるグエリエリ。
「TCRサウスアメリカ・シリーズは、チームとドライバーに手頃なコストでレース参戦を可能にし、BoPでバランスを取った同カテゴリーの車種を使用して、ドライバーに自らのパフォーマンスを発揮する機会を与えてくれるだろう」
一方、2019年からWTCRに復帰して同郷グエリエリとともにFK8ホンダ・シビック・タイプR TCRのステアリングを握るジロラミも「南アメリカがTCRシリーズを開催するのにふさわしい時期だと思う」と続けた。
「これは絶好の機会だし、僕の見解で最も重要なことは、若いドライバーがステップアップ・ラダーを登り、最終的にはWTCRに到達する目的で参加できる可能性が開ける、ということだ」
「ホンダのドライバーとしてこの新しいシリーズのブランドを代表し、南アメリカで競技やマシンを紹介できることもうれしく思っている」
同じくブラジル出身のファーフスも、量産車と密接にリンクするTCRシリーズと南米大陸の親和性を語った。
「TCRはここ数年でもっとも成功したモータースポーツのカテゴリーとなり、地球上のあらゆる場所で扉を開いたんだ」
「南米でTCRチャンピオンシップを開催することは非常に重要だ。なぜなら、多くの自動車メーカーにとって新しい市場の可能性が拓けるからね」