英国ツーリングカー:元F1ドライバーのブランデル、自チームの開発ドライバーに女性ルーキー起用
「トラックの内外のあらゆる面でチームと協力することは、私のドライビングスキル開発にも大きな助けになるはず。シーズンを強力に開始するために、すでに舞台裏でいくつかの作業を開始しているし、シリーズ中盤のテストではついにステアリングを握ることができるようになる。それが本当に待ちきれない気分よ!」
そのMBモータースポーツは、ブランズハッチでのプレシーズンテストに先立ち、2020年仕様FK2型ホンダ・シビック・タイプRの“ベース・リバリー”を披露。そのカラーリングはホワイトを基調に青、赤、黄色のラインが特徴となり、この色彩はチームのスポーティングディレクター、マーク・ブランデルがF1での現役時代に使用したヘルメットをフィーチャーしたもの。さらに、デレク・ワーウィック、ヤニック・ダルマスとともに1992年のル・マン24時間総合優勝を果たしたプジョー905Evo1Bにも敬意を表したものとなっている。
一方、昨季まで”コブラスポーツAmDオートエイド/RCIBインシュランス”として同チームをサポートした保険企業RCIBインシュランスは、このホンダ系チームを離れて新たにフォルクスワーゲンCCを走らせるチームハードとジョイント。
心筋炎を患ったマイク・ブッシェルに代わり新加入のハワード・フュラーと、エースのジャック・ゴフの2台は、このBTCCおなじみの企業をタイトルスポンサーに迎え、すでにROKiTの支援を受ける現役F1王者の実弟、ニコラス・ハミルトンの3台がグリッドに並ぶこととなった。
また、開幕を目前に控えたタイミングで、FK2シビックを走らせるプラベーターのシンプソン・レーシングがシリーズからの撤退を表明。チームが所有する参戦枠であるTOCA BTCCライセンスは返上されたものの、オーガナイザーのTOCAは別チームへの譲渡をせず。2020年は当初発表から1台減の全29台で争われる。