■3月20日(金)
――前回、電話で話した翌日の3月13日にF1バーレーンGPの延期やFIA-F2の延期が発表されました。
「すぐにバーレーン行きのチケットをキャンセルして、3月14日にニースからロンドンへBAで飛び、ロンドンからJAL便を使って日本に戻ってきました。まもなくEUの閉鎖や日本への渡航制限も実施されたので、あのときの判断は間違っていませんでした」
――バーレーンに居残っていたトライデントのスタッフは?
「全員イタリアへ戻ったと聞いています」
――クルマや機材はバーレーンに残したままですか?
「はい。おそらくほかのチームも同じような状況でしょう」
――とりあえず日本へ戻ってきたわけですけれど、今後の予定を聞かせてください。

「本来であればジムへ通ってトレーニングしたいのですが、新型コロナウイルスの件もあって、いまは控えています。ただ、3月24~25日に富士スピードウェイで行われる全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テストにはB-Max Racingのスタッフとして現地に行きます」
――スーパーフォーミュラに参戦を予定している外国人ドライバーは20日の時点ですでに日本へ入国済み?
「そう聞いています」
――最後にFIA-F2はいつごろ開幕するかという情報はありますか?
「まったくありません。とにかくいまは新型コロナウイルスが封じ込められて、いつもどおり自分やファンの皆さんがレースを楽しめる時期が早く来るようにと心から願っています」