続くレース2は現実のフォーマットを反映して前戦トップ10がリバースグリッドで挑み、10位に入賞していたドイツのGT4ドライバー、ティム・ハイネマン(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)がリバースポールからスタート。

 そのオープニングの1コーナーでは、後続でグエリエリとルカ・エングストラー(ヒュンダイi30 N TCR)らがeレーサー1台と絡むマルチクラッシュが発生するなど波乱もありつつ、ハイネマンがレースの大半で首位を守っていく。

 しかし残り2周の1コーナーで後続からプッシングを受けたGT4ドライバーは敢えなく4番手に後退。その当事者であるポーランド人のニコデン・ウィスニウスキーが首位に立つも、背後で隙を伺っていたM1RAのもう1台、ゾルタン・クスティ(Lynk&Co 03 TCR)がターン4のアウト側から仕掛けて豪快なオーバーテイクを披露。

 これでワイドランとなったウィスニウスキーは、FA Racing Esportのアレクサンダー・ドニーデン(Lynk&Co 03 TCR)にもパスされ、最終的に5位まで後退。M1RAのクスティが勝利し、ドニーデンが2位に続いてLynk&Coがワン・ツー・フィニッシュを達成、ハイネマンが3位表彰台を死守する結果となった。

 注目のWTCR現役勢は、レース1で予選最上位だったオモラが決勝でもわずかにポジションを上げて18位。続くレース2でも19位となったものの、その2ポジション上の17位にヤン・エルラシェール(Lynk&Co 03 TCR)が入った。

 さらにミケル・アズコナ(セアト・クプラTCR)が20位、22番手以下でケビン・チェコン(アルファロメオ・ジュリエッタTCR)、ティアゴ・モンテイロ(FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR)、ニールス・ラングフェルド(アウディRS3 LMS)らが完走を果たしたものの、ミケリスは22位、25位と不本意なリザルトに。また、直前での参戦を表明したアッティラ・タッシ(FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR)はドライブスルーペナルティの未消化で両レースから失格処分となっている。

 全4戦のミニチャンピオンシップとして開幕したRaceRoomプラットフォームの”pre-season Esports WTCR”、続く第2戦はスロバキアリンクが舞台となりすでにタイムアタックを実施中。4月14日に予選、同20日に決勝の模様がライブストリーミングされる。

プレ予選で現役勢最上位を記録していたミケリスは、22位、25位と不本意なリザルトに

R2ではヤン・エルラシェール(Lynk&Co 03 TCR)が17位に入り”ベスト・リアルレーサー”に選出された

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