この新生eシリーズには合計17名のドライバーが参戦予定で、現WTCRチャンピオンの元Simレーサー、ノルベルト・ミケリスや、事前のeシリーズ最終戦で仮想空間初勝利を飾ったエステバン・グエリエリ、ヤン・エルラシェールにイバン・ミューラーのファミリーもすでに参加を表明している。
レースは1戦あたり1時間のコンテンツとして54カ国で放映され、その後はWTCRの公式ソーシャルメディアでストリーミング放映を予定する。レースフォーマットは10分間の予選後にトップ5シュートアウトが実施され、その成績によって12分間のレース1を開催。続くレース2も前戦結果トップ10のリバースグリッドから12分間のレースが催される。
バーチャル・グリッドのマシンたちは、レギュラードライバーたちのドライブする車種ごとで2020年仕様に基づいたカラーリングが施され、17人のドライバー全員にウェブカメラとマイクが接続され、放送中にはインタビューやライバルとの対話も織り込まれる。
今季もBRC Hyundai N LUKOIL Racing Teamから参戦するミケリスも「ドライビングの感覚を維持し、準備を整えるための良きツールになる」と、さらなるeスポーツ・イベント開催を支持した。
「もちろん、僕の出自を考えれば当然のことだよね。ここまでの4戦で良く理解できたけど、オンラインのすべてのレーサーたちは、実際のドライバーと非常によく似た決断をしていた。バーチャルトラックを何kmも走り込めば、実際に成功する方法を理解するのに役立つという何よりの証だね」

■2020年『Pre-season Esports WTCR Championship』カレンダー
Round | Date | Circuit |
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1 | 7月14日 | ザルツブルクリンク |
2 | 7月21日 | ハンガロリンク |
3 | 7月28日 | スロバキアリンク |
4 | 8月5日 | 寧波インターナショナル・スピードパーク |
5 | 8月12日 | マカオ・ギア・サーキット |
6 | 8月19日 | セパン・インターナショナル・サーキット |