2019年にポルシェ・カレラカップGBのPro-Amクラスで総合3位にランクインし、初代Wシリーズにも参戦したホウキーは、2020年も引き続きポルシェ・カップカーのステアリングを握ると同時に、レギュラードライバーのジェイク・ヒル、サム・オズボーンと並んで、ル・マン24時間耐久レース覇者のもとで自身初のツーリングカーにチャレンジする計画だ。
「ついにNGTC規定のホンダ・シビック・タイプRのステアリングを握ることができるなんて、本当に待ちきれない気分」と期待を込めた22歳のホウキー。
「前輪駆動マシンのドライブは初めてだし、やることは山積みだと思う。でもこの挑戦に立ち向かい、チームとともに経験を重ねるのは本当に楽しみよ」
3月開催のラウンチで、今季はAmD Tuning.comのサテライトからエントリー名を引き継ぎ、新生MB Motorsportとしてスタートを切るチームに加入したホウキーだが、その直後に世界的パンデミックに発展した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、走行開始がここまで遅れたことは「予想外」であり「このテストの重要性はさらに高まった」と認識している。
「あらゆる想定外が起こる本当に不思議な年になった。3月のラウンチ以降で最初の走行機会がこのツーリングカーになるとは予想もしていなかったけれど、ようやくトラックに戻れるのは素晴らしいこと。今季後半は本当に忙しくなりそうだけど、できる限り多くのことを学び吸収したいと思っている」
公式テスト初日の火曜はエースのヒルが走行を担当し、ホウキーは水曜にそのマシンを引き継いで残りのテストプログラムをこなす予定。もうひとりのレギュラーであるオズボーンは、2日間ともにレースに向けたセットアップ作業を集中して進めることになっている。
「私のキャリアのなかで可能な限り最高のレベルに到達したいと思っているし、イギリスで最高の知名度を誇る選手権でチームがどのように運営されているのか。それを理解することでレーシングドライバーとしての自分を成長させたい」と続けたホウキー。
「スネッタートンでの火曜は、私がエンジニアリングチームやドライバーと協力して、可能な限り最高のフィードバックを得ることに集中する。そして水曜はついに私の番に! 自分の手でステアリングを握り、BTCCカー初経験、前輪駆動の初経験を全力でモノにするつもりよ」


