「このスネッタートンの公式テスト2日間で、大量のシステムチェックを完了することができた。これは我々にとっても単なるハイブリッド機構ではなく、新しいECUとHVコントローラーを備えた、ブランニューのエレクトロニクス・パッケージであり、車両のディスプレイも完全に異なるものだ」と説明するベイトマン。
「つまり2022年のハイブリッド機構導入に向け、それらを支えるエレクトロニクスは完全に次世代型のパートで占められているんだ。そのため初期のテスト計画はショートランを繰り返してデータをチェックし、すべてが想定どおりに機能していることを確認することだった」
「この広範なプログラムの一部として機能するものと機能しないものを見つけ、テストは非常にうまく行った。ダレンとの仕事も素晴らしかったよ。彼は非常に経験豊富でプロフェッショナルであり、ラップを通じて素晴らしいフィードバックを提供してくれた。まだ開発段階のごく初期にいるが、今後の進化を楽しみにしていてほしい」
一方、開発ドライバー就任後の初仕事を終えたターナーも、シリーズの歴史に名を刻む共通ハイブリッド機構のシェイクダウンを任されたことを「光栄に思う」と語った。
「これは素晴らしいイニシアチブで、その一部を担えたことを誇りに思う。シリーズにとって歴史的な瞬間であることは充分に承知しているし、テストを成功裏に終えられて本当にうれしく思う」と続けたターナー。
「イギリスを代表するBTCCがテクノロジーの先駆けとなるのは当然だ。ツーリングカーの勝負に新たな側面を追加する大きな変化だし、レースの防御面と攻撃面の両方でエキサイティングな要素をもたらすだろう」
「もちろん、今回のシェイクダウンではパワーデリバリーの性能と回生による充電能力の検証、システムの微調整や信頼性の確認に終始したが、今後システムはさらにマイレージを重ねて大きく進化する手応えも得た」
「プロジェクトは非常に順調に進んでいるし、急ぐ必要はない。個人的にはBTCCのツーリングカーに戻って、この種類のマシンをドライブするのがどれほど楽しいかを思い出すことができたのも、本当に素晴らしい経験だったよ!」


