日曜日は朝ファストナインのプラクティスがあったが、そこに出たのはRLLRの琢磨とグラハムのみ、琢磨はそこで2度の予選シミュレーションをした。昨日からの確認作業の続きをしていたと言う。

 ファストナインは琢磨からの出走で始まった。これを琢磨は、230.725mph というスピードで終えた。数字的には平凡だが、4ラップが230マイル台で安定していたのが特徴的だった。後に続くドライバーは一時的に231mphを最初のラップに出すも、229から228mphとスピードを落としていく。

 アンドレッティのドライバーたちも、その罠に嵌ったかのようにスピードを落とした。
 9台のアテンプトが終わると、琢磨を上回ったのはディクソンとマルコ・アンドレッティのみで、琢磨は見事に3番手のグリッドを手に入れていた。

 これは自身のインディ500予選順位更新であると共に、日本人最高位で初めてのフロントロウスタートとなる。

「うれしいですね。今回の予選はドローの順番に助けられたのもあるけど、本当にチームが協力してくれたし、予選のアテンプトと朝のプラクティスでチェックを重ねてきて出せたタイムだと思います」

「そして今回は本当にホンダさんに感謝したいと思います。HPDの皆さんが良くやってくれて、フロントロウ3台にホンダのマシンが並ぶことができた。レースは前の方からスタートできるし、上位には優勝経験もあるドライバーが多いから、レベルの高いレースになると思います」

「クルマが抜きにくいのは変わらないと思うので、8回か9回あるピットの作戦をうまく使ってレースしたいですね。まだ2017年と同じくらい完璧とは言えないけども、カーブデイで改めてチェックをしてレースに臨みたいと思います」

 日本人初のインディ500フロントロウスタート。そしてインディ500、2勝目に期待がかかる。

アテンプトへと向かう佐藤琢磨
アテンプトへと向かう佐藤琢磨

 

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