メルセデスAMGの一翼を担うゲットスピード・パフォーマンスのボスであるアダム・オシカも、GT Plusマシンへの移行が彼のチームにとって「興味深い」ものになると言及している。
ドイツのニュルブルクリンクを拠点とするゲットスピードは今年、メルセデスAMG傘下となり、現在はGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ、IGTC、NLSニュルブルクリンク耐久シリーズ/ニュルブルクリンク24時間などで、GT3のエボカーを手がけている。
「DTMは、ヨーロッパで高く評価されている強力なブランドだ」とオシカ。
「私はこのコンセプトが機能することを確信しており、2021年にDTMでチームとして参入することに強い関心を持っている」
「我々にとっての主な魅力は、拡張されたGT3規則と、プロのレーシングドライバーによって競われるスプリントレースである点だ。このアイデアには多くの可能性がある」
GT3車両がDTMで使用される可能性については、ROWEレーシングチームの代表であるハンス・ピーター・ナンドルフも先月、支持を表明している。
ROWEレーシングチームは現在、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパのエンデュランスカップでポルシェ911 GT3 Rをオペレートし、またNLSでは2台のBMW M6 GT3をしばしば現役DTMドライバーによってドライブさせている。
「DTMはファンとスポンサー双方にとって、依然として強力な牽引力を持っている」とナンドルフ。
「たとえそれが若手ドライバーの基盤を確保する目的だとしても、このプラットフォームを維持することはドイツのモータースポーツ界にとって重要だ」
「我々のチームには、すぐにレースができる適切なクルマがあるだけでなく、DTMの経験をもつスタッフも在籍している。また、DTM参戦に興味を持つパートナー(スポンサー)もいる」
「議論に対して、我々はオープンだよ。もし来年、GT3マシンでDTMを戦うことができるなら、ぜひ参戦したいね」
