更新日: 2020.09.11 17:14
WTCR:ルノー、アルファロメオに開幕ワイルドカード。オキーフとフィリピの2名が参戦
すでにフルシーズンエントリーを発表しているVuković Motorsportのジャック・ヤングのチームメイトを務めるオキーフに対し、2019年はTCRヨーロッパにも参戦したイタリア出身のルカ・フィリピは、Team Mulsanneにジョイントしてジャン-カール・ベルネイとともにアルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCRのステアリングを握る。
「難しい条件の2020年シーズンだが、こうしてWTCRのキックオフ・ラウンドに参加できて本当にうれしいよ」と喜びを語った35歳のフィリピ。かつてはGP2やインディカーなどにも参戦し、昨季はBRC Racingのヒュンダイi30 N TCRをドライブしたフィリピだが、アルファロメオの戦闘力に「大いに期待している」と続ける。
「このTCR規定ツーリングカーが、僕のモータースポーツキャリアで初の前輪駆動レースカーだったが、自分のスタイルに対してとても良い感触を覚えた。数少ないレース経験だけど、僕の前を走っていたロメオ・フェラーリ製ジュリエッタのパフォーマンスにも感銘を受けていたんだ」とフィリピ。
そのロメオ・フェラーリのオペレーション・マネージャーを務め、自らもTCRドライバーとして戦った経歴を持つ、Team Mulsanne代表のミケーラ・セルッティは、今回ワイルドカードで起用したフィリピが「今後も順調にキャリアを積み上げていくと確信している」と期待を寄せた。
「フィリピを私たちファミリーに迎え入れることができて喜んでいる。こうしてイタリア人ドライバーが私たちのマシンをドライブしてくれるのも最高ね。ジャン-カールとともに、素晴らしい経験を有するふたりのドライバーにより、圧縮されたカレンダーを戦う大いなる武器になるでしょう」