投稿日: 2016.11.10 21:53
更新日: 2016.11.10 21:55
更新日: 2016.11.10 21:55
フォーミュラE:第2戦の舞台はマラケシュ。解説の井出有治が今シーズンと、新コースの印象を語る
提供:テレビ朝日/編集:オートスポーツweb
Q.昨年総合優勝を最終戦まで争ったブエミとディ・グラッシ(香港大会の1位、2位)に関しては井出さんの目にどのように映りましたか?
「ブエミは安定してフリー走行、予選、決勝とあのポジションから着実に順位を上げ、レースの組み立てもきちんとやって優勝しました。対するディ・グラッシは、予選もアクシデントがあって後ろからのスタートで、レース中もいろいろあったけども、チームの作戦で上がってきたじゃないですか。結局、対照的な二人が気がついたらワン・ツーという結果は、とても面白いですよね」
Q.パナソニックジャガー、テチーターと新たなチームが参入し、5人のドライバーも新たに参戦しました。すぐにフォーミュラEに慣れるのは難しいと感じますか?
「他のカテゴリーとは違う、独特なレースなので、あれだけの大きな名前のチームとはいえ、すぐに勝てるカテゴリーではないですね。ただ、シーズンを経ていくなかで、確実に上位に上がってくるチームだと思うので、どう改善していくのか?という部分を見るのも楽しみのひとつだと思います」
Q.開幕戦の香港から、次戦モロッコまで1カ月のインターバルがありますが?
「テスト走行だけでなく、レース中のデータがとても貴重なので、次のモロッコに向けてデータの解析、そこから開発、準備といプロセスがきちんとできるチームがシーズンを引っ張っていくと思うので、このインターバルの過ごし方にもチームの差が出てくるでしょう」
Q.モロッコは香港に次いで初開催となります。コース図を見た印象を教えてください
「開幕戦の香港では、限られたスペースの中でレイアウトしたサーキットでしたが、モロッコの場合は、F1が開催されるサーキットの設計を担当しているヘルマン・ティルケがデザインしたサーキットなので、市街地サーキットとはまた違うイメージになっています。高速から低速へのつながりなど、ティルケ独特の部分もありますが、ドライバーとしては、今までレースをやってきた通常のサーキットの感覚に近いイメージで走り出せると思います」