──レース後、ヘルムート・マルコ博士(レッドブルのモータースポーツアドバイザー)からは何か言われましたか?
角田:さっきちょうど電話があったんですけど、「昨日あんなことがなかったら、今日は余裕で勝ってたな」と(苦笑)。でも「いい走りだったよ。明日は1位取れよ」とも言ってもらえました。
──ランキングを争ってる人たちが下位に行ったことにも、ホッとした?
角田:いや、まだ全然です、昨日のこともありますし。何が起きるか分からないので、ホッとはしてないです。
──最速タイムは、狙っていたのですか?
角田:結局ポイント獲れたんですか?
──最速のルカ・ギオット(ハイテックGP)が入賞圏外だったので、角田選手がポイント獲得です。
角田:そうでしたか。1周だけ、この周なら狙っても良さそうというところで、ペースを上げました。でもタイヤがきついのはわかってたので、1周だけでした。さっきも言ったように、メリハリをつけた走りができましたね。
──のべ台数でいうと20台近く抜いてると思うのですが、その都度走行ラインを外してプッシュすることにタイヤ的に不安はなかったのでしょうか? あるいは、そんなことは言ってられなかった?
角田:そうするしかないですからね。抜けるところで、抜いていきました。今回はプライムとオプションの差がそれほど大きくなかったので、最初のスティントをどれだけいいペースのまま伸ばせるかが、勝負の鍵だったと思います。
──明日のレースは、伸び伸び走れそうですか?
角田:う〜ん、今日よりはスタートで接触を気にすることは少なくてすみますけど、何が起きるかわかりませんし、気をつけて、最後までいいペースで走って、いい結果で終われたらなと思います。
