●今シーズン初優勝

 引き続きシルバーストンで開催された第5戦。レース1を6位で終え3番グリッドからスタートしたレース2。プレマ・レーシングの2台、ミック・シューマッハーとロバート・シュワルツマンがバトルを繰り広げる様子を後方でじっくりと見ながらチャンスを待つ。

 不必要なアタックを避けタイヤを労る走法が顕著に現れた瞬間だ。そして残り3周となった時に2台が接触でスローダウン、これを横目に2台を抜きさりペースアップ。今季初優勝を飾った。


●「ユベールのように最後まで全力を尽くした」第7戦ベルギー

 第6戦スペインでは一時、松下信治とワン・ツーで走行するなど印象的なレース展開となり、レース1・レース2それぞれでポイントを獲得した。

 そしてスパ・フランコルシャンで行われた第7戦ベルギー。昨年、アントワーヌ・ユベールが事故死し、それは角田にとっても大きな影響を与えたという。

 そんなスパでは今季2度目のポールポジションを獲得した。

 決勝レースではニキータ・マゼピン(ハイテックGP)と死闘を繰り広げる。ピットタイミングで2番手に後退するもアタックを続けた角田。ブロックされコース外に押し出されるも果敢に追い抜きに挑む。

 最終的には2位でフィニッシュするもマゼピンにペナルティが下りレース1初優勝で今季2勝目を記録する。

 レース後には 昨年ユベールとともに大クラッシュに巻き込まれたファン・マヌエル・コレアとグータッチ。


●試練のイタリア2連戦。崖っぷちのロシアで見せた勝負強さ

 モンツァで開催された第8戦レース1では4位入賞しポイントを獲得するも、その後3レースはマシントラブルや接触、不運なペナルティと悪い流れが続きノーポイント。

 ランキングも6位に後退して迎えた第10戦ロシア。ここで角田は予選で奮起し、2番手と0.006秒差で今季3度目のポールポジションを獲得。

 レース1は途中3番手に後退するもファイナルラップで一つポジションを上げ2位に、レース2は6位でフィニッシュし選手権3位に復帰した。



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