そして最大の焦点とも言えるサクセスバラストの運用に関しては、最新世代のNGTC規定ツーリングカーが、重量増の状態でも高いパフォーマンスを維持する傾向があるとの全チーム了解が得られたことで搭載量が改められ、優勝車両は現在の60kgから75kgへとバラストが増量され、以下は成績に応じて下記のような数値となり、以前にも採用されていた最大積載量が再導入される形となった。

1st:75kg
2nd:66kg
3rd:57kg
4th:48kg
5th:39kg
6th:33kg
7th:27kg
8th:21kg
9th:15kg
10th:9kg

 最後に、ファンサービス向上の一環として採用されるのが、2019年にもトライアルを実施した『リバースガレージ』制で、ピットガレージの運用を「実際に実現可能な設備を有するサーキットでのみ」ファンに向けガレージ内の作業を開放する意図で、パドック側へ逆転させた配置でレースウイークを進行する。

 これによりチームとドライバーは、観客にはっきりと見渡せるようにセットアップや準備作業のすべてを進めていくこととなり、ファンは週末の進捗とレースでの戦いを直接的にリンクさせ、より臨場感を持ってその勝負を楽しめるようになる。

 もちろん、この施策はパドックとピットレーンエリアのスペースとレイアウトが安全確保の面で充分な猶予を持つトラック(シルバーストンetc.)で実施される予定で、チームのトランスポーターはピットガレージから少し後ろに配置され、ファンがガレージ環境でBTCCのマシンやドライバーを観察するのに充分なスペースが確保される。

ファンにとっては、ガレージ内でどんな作業が行われているか。レースと合わせて楽しむ要素が深まることになる

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