更新日: 2020.12.24 18:21
豪州SC:バサースト1000勝者のデビッド・レイノルズ、長期契約中のエレバスを離脱
「つねにデビッドは私たちの歴史と成功の一部であり、多くの戦果を挙げた努力と献身に心から感謝します。しかし残念ながら、彼の将来は他の場所にあると判断しました」と語ったクリメンコ。
「デビッドは彼にとって最善のことをする必要があり、私たちはチームの将来と長期的な安定のために最善を尽くす必要がある。彼と彼の新たな家族が、良い未来を切り拓くことを祈っています」
これにより、ドライバーラインアップを一新する必要に迫られたエレバス・モータースポーツは、その代役としてフレッシュな2名の若手ドライバーを起用。パスカーレの代役としてすでにチーム加入が発表されていたTCRオーストラリア初代王者のブラウンに加え、レイノルズ離脱発表の数日後には、そのパスカーレと組んで2020年の『バサースト1000』に参戦し、トップ10フィニッシュを果たしていたコステッキに白羽の矢を立てた。
結果的に、2020年はともにエレバス・モータースポーツから下位カテゴリーのSuper2シリーズに参戦し、フロントランナーとして戦ったブラウンとコステッキが、トップカテゴリーに昇格する形でチームメイトの絆を継続することとなった。
「昨年のバサーストに続いて、ついにスーパーカーに進出できて最高の気分だ。シリーズは1年目だが、チームとは2年目のシーズンになる。ウィル(・ブラウン)と僕は非常に飢えていて、お互いに強くプッシュして高め合える間柄だ。僕らはすでに家族同然で、これはとても重要なことだと思う」と、RSCフル参戦決定の喜びを語ったコステッキ。
チームのCEOであるバリー・ライアンも、このラインアップが2020年に劣らない強力な組み合わせであることに自信を見せる。
「彼らはすでに準備ができているだけでなく、このスーパーカーでの戦い方を熟知した経験豊富なレーサーたちでもあるんだ」と続けるライアンCEO。
「2名の若くて馴染みある顔がお互いにプッシュし合う関係は、見ていて本当にワクワクするね。彼らに良いクルマを与えることができれば、ふたりは確かに結果を残してくれるはずだ」
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