この2021年から年間での2台体制を敷く計画のASMだが、シリーズでは古豪Garry Rodgers Motorsport(ギャリー・ロジャース・モータースポーツ/GRM)も初年度からアルファロメオを走らせており、ホールズワースはそのGRMジュリエッタに乗るマイケル・カルーソら、元スーパーカー参戦組のドライバーたちとも相見えることになる。
「スーパーカーを離脱した翌年ということで、僕個人の期待値も非常に高い。前線に駆け上がり、いくつかのトロフィーを持って帰りたいと願っている。チームにはその願望を叶えるための素材や能力がすべて備わっているように見えるね」
「そして(2台目をドライブする)16歳のジェイ・ハンソンと組むのも素晴らしい出来事だ。彼はフォーミュラ・フォードを経験し、本当に良いドライビングを見せた“ヤング・ガン”だ。彼はすでにTCRマシンで多くの時間を過ごしているし、僕は彼から学ぶことができることを願っているが、僕から彼にも少しは教えることができるはずだよ」
一方、そのASMやGRMとともにタイトル戦線に絡む強豪チーム、Wall Racing(ウォール・レーシング)は、2021年仕様FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR、トニー・ダルベルト車のカラーリングを披露した。
「新たなシーズンを新たな装いでスタートできるのは、いつだって特別な気分になるものだね。それにロードゴーイング・バージョンの鮮烈なブルーとの関連性を示すのは、TCRにとって完璧な手法だ。見た目が素晴らしいのも最高だね!」とダルベルト。
ウォール・レーシングは2021年も2台のシビックを投入し、2019年のシリーズ初年度にドライバーズランキング2位を獲得したジョン・マーティンと、ダルベルトのダブルエース体制でタイトル獲得を狙う。

