レイノルズ加入と同時にケリー・グローブ・レーシングは体制再構築にも着手し、エレバス時代にレイノルズの活躍を支えたエンジニア、アリスター・マクビーンの起用も発表。2020年はマクビーン不在で“表彰台獲得なし”というまさかの不振を経験したレイノルズにとっても、力強い援軍となる。
「そう、いくつか馴染みのある顔もチームに加わってくれた。アリスターが僕のチーフエンジニアとして復帰し、マスタングのエンジニアリングを担当してくれるし、引き続き僕のマシンにペンライトのロゴが掲げられているのも誇らしい。彼らは長きに渡って僕の力強い支援者であり、家族のような存在だ。その素晴らしい関係を継続できることも楽しみにしている」
一方、2019年にこのケリー・レーシングから、当時のVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーへのフル参戦を開始したヤコブセンは、2020年に在籍したマット・ストーン・レーシング(MSR)を経て、ファビアン・クルサードのチームメイトとしてチーム・シドニーへの加入がアナウンスされた。
「昨年トラック上で彼らと直接対決した経験から、新しく組織された彼らのチームがどれほど優れた仕事をしていて、状況を迅速に改善し、ラウンドからラウンドへと継続的により良い結果を達成できることに本当に感銘を受けたんだ」とチーム加入への期待を語ったヤコブセン。
「DJR(Dick Jhonson Racing/ディック・ジョンソン・レーシング)で経験を積んできたファビアンの加入も良いニュースだ。彼のような成功したベテランと組み、貴重なノウハウを学ぶ最高の環境が整ったんだからね。僕を選んでくれたチームにも心から感謝したい」
これで2021年シーズンに向け、フルタイムのシートであるレギュラー参戦枠の23台がすべて埋まったRSCだが、シリーズ後半に設定される予定(現状、開催ラウンドは未発表)の耐久カップ向けコドライバー登録枠として、チャーリー・シュワルコート率いるチーム18は新たにマイケル・カルーソの起用を発表。昨季も耐久カップドライバーとして戦ったジェームス・ゴールディンとともに、長距離イベントでセカンドドライバーの責務を果たすことになる。


