更新日: 2021.01.22 11:12
BTCC:元トヨタのトム・イングラム、ヒュンダイのエクセラー8へ移籍し開発の牽引役に
「とくに現在のような厳しい状況下では、複数年契約を確保できるのは素晴らしいことだ。これは双方に長期的な取り組みを保証することにもなる。これによりチームとともに前進し、BTCCでフロントランナーの地位を確立する機会を生み出せるはずだ」と続けたイングラム。
「僕らドライバーは全員、当然のこととしてグリッド上での競争力を極力高めたいと思っている。このチームはエンジニアリング陣から設計およびチーム管理まで、適切な場所に適切な人材が配置され、可能な限り最高の仕事をこなす環境が整っているんだ」
ミニ・チャレンジなどの活動を経て、2019年からBTCC参入を果たしたエクセラー8は、初年度のMG6 GTでの経験を経て、2020年から最新NGTC規定仕様のヒュンダイi30ファストバックNパフォーマンスを投入。セナ・プロクター、クリス・スマイリーを擁して2度の2位表彰台を獲得している。
「チャンピオンシップ初年度と、2年目の間に達成されたエクセラー8の大きな進歩は、彼らがBTCCの荒波に対し、どれほど高いモチベーションと情熱で取り組んできたかを示している。僕としても、これは本当に本当にエキサイティングな何かの始まりのように感じているんだ」
まだヒュンダイi30ファストバックNパフォーマンスのステアリングを握っていないイングラムだが、ヒュンダイが来たるシーズンで「優勝候補の一角に成長することを確信している」と自信を見せる。
「パフォーマンスの観点からも、この移籍は実際に一歩前進と見ている。ヒュンダイはこの1年間で大幅に発展したが、まだまだ抽出されていない可能性とペースがはるかに多く眠っていることは言うまでもない」
「BTCCのNGTC規定に対し、ほぼ完璧なボディシェイプとホイールベースを備えていて、これまでにドライブしたトヨタ・カローラとアヴェンシスの最高の特性をブレンドしている。今季のチャンピオンシップで真のタイトル候補になれなかったら、そちらの方が驚きだよ」