レッドブル・レーシング、2021年仕様を披露。ホールデン・コモドア、豪州SC最後の1年へ
「彼らはオーストラリアを代表する象徴的な燃料と小売の企業であり、僕らチームの価値観に沿ったブランドとして認知されている。彼らがアンポルのブランドを活性化するにあたり、パートナーとして提携できることを誇りに思うよ」と続けたウインカップ。
「それに、マシンのルックスも例年に増して素晴らしいものに仕上がった。タイトル奪還に向け大人しくしているつもりはないし、このクルマは僕らのスタイルにピッタリだと思っているよ」
一方、かつてはHRT(ホールデン・レーシング・チーム)の呼称でシリーズを戦い、近年は北米トップチームなどの資本参加を得て生まれ変わったWAUも、エースのチャズ・モスタートがドライブする25号車コモドアZBを公開した。
2020年を前にフォード陣営のTickford Racing(ティックフォード・レーシング)から電撃移籍を果たした28歳のモスタートは、久々のホールデンで5度の表彰台を獲得し、ランキング5位に喰い込んだ。
難しい環境のシーズンを経て、2021年も引き続きチームメイトを務めるブライス・フルウッドとともに、Mobil 1 Appliances Online Racing(モービル1・アプライアンス・オンライン・レーシング)のカラーリングを継続する。
そして投資コングロマリットの支援を得てチーム体制を刷新したKelly Grove Racingは、新加入のデビッド・レイノルズに続き、残留組であるアンドレ・ハイムガートナーの7号車フォード・マスタングを披露。こちらも昨年同様、NED Whisky Racing(NEDウイスキー・レーシング)としてシリーズに参戦する。
「今季はグローブが参加したことでチームに大きな変化があり、間違いなく別のステージに進むことになるだろう。そしてレイノルズと彼のエンジニアのアリスター(・マクビーン)が、クルマのセットアップに関して何か新しいアイデアを僕らにもたらしてくれるはずだ」と、新たなチームメイトに期待を寄せるハイムガートナー。
そのほか、ティックフォード・レーシングで昨季はSupercheap Auto(スーパーチープ・オート)のカラーリングで戦ったジャック・ルブロークは、リー・ホールズワースのチーム離脱に伴いTruck Assist(トラック・アシスト)カラーのマスタングを引き継ぐことも発表されている。