「そして第2に、僕はフルタイムのレースシートから退き引退した後も、なんらかの形でドライブする機会は持ち続けたいと言ってきた。2018年にはチームの株主になることで、トリプルエイトとともにある決意を示してもいる。ローランドが僕を信頼し、チームという家族を託してくれたことを光栄に思う」
2006年にシリーズデビューして以降、数々の記録を更新してきたウインカップに対し、チームは当然2022年以降も彼がステアリングを握る機会を検討していると明言し、レース距離500マイルを越える耐久カップ指定のレースでは、第2ドライバー登録でチームを助ける可能性も残されている。
「まずは今季、ローランドの代表としての仕事から学ぶ機会を最大限活用するつもりだ。彼が2022年に向けてもチームの競争力を確保するために時間を費やし、僕がその成功を引き継ぐ機会を持てることに感謝したい」とウインカップ。
「そして家族、友人、ファン、パートナーなど、僕のドライビングキャリアの中で、いつも支えてくれたすべての人にも感謝を捧げたい。2021年も確実に、可能な限り最高の結果をみんなに届けられるよう、全力を尽くす決意だよ」
一方のデーンも、チームが新しい時代に向かう際に手綱を握る人物として「ジェイミーこそがもっとも理想的で、それに相応しい男だ」と語った。
「ジェイミーは数年前、キャリア引退後もチームでの仕事を続けることに興味を示してくれて以来、彼が指揮を採る計画でいたんだ」と明かしたデーン代表。
「彼はこの15年間、ファミリーの不可欠なメンバーであることを証明してきたし、トラックで示すのとまったく同じモチベーション、勤勉さ、そして競争心を持って仕事に取り組むと確信している」
「またCOVID-19は、私が若返らないことを思い出させてくれた。今後はイギリスで長女や家族とより多くの時間を確保するのを楽しみにしているし、トニーがチームのビジネスを引き継いでくれることも喜ばしい。彼の情熱と手腕はトリプルエイトに最適だし、我々は彼を迎え入れチーム継承の基礎を固められたことをうれしく思っている」


