王者DJRが2021年カラーのマスタングを公開。豪州SCは今季、3種類の予選方式採用へ
「昨季はあらゆる狂気に見舞われた1年にも関わらず、僕はティックフォードのメンバーとの再会を喜び合えた。ダーウィンでふたたびトロフィーを掲げられたのは最高の瞬間だったよ」と続けたコートニー。
「そして2021年に向けては、こうして適切なオフシーズンを得て充分な準備をし、大いに自信を得ることもできた。新たにクルマを学んだり、チームに慣れる必要もないし、結果を得ることに専念できるのは本当にエキサイティングだ」
そのティックフォード・レーシングから離脱し、新天地TCRオーストラリアの開幕戦でデビューウインを達成しているホールズワースは、引き続きチームの耐久カップ登録ドライバーを務めるウォーレン・ラフとともにWAUのラインアップに参加することが決まった。
「今季のWAUに参加することができて本当にうれしい。彼らの2020年終盤の戦いぶりを見れば、明らかに実績を積み、進歩しているのが分かるからね。その構築プロセスに加われて光栄だし、チームにとって素晴らしい年になりそうだ」と、モスタートのパートナーに指名されたホールズワース。
これにより昨季の『バサースト1000』でモスタートとペアを組み表彰台を獲得していたラフは、ブライス・フルウッドと新たなコンビを結成する。
そして同じく、2017年の『バサースト1000』で当時エレバス・モータースポーツのマシンで勝利を挙げたルーク・ヨールデンは、その際にタッグを組んだデビッド・レイノルズに追随する形でケリー・グローブ・レーシングに加入。マシンをマスタングに代えたウイニング・ペアで、自身21度目の祭典に挑むことを発表している。
また、シリーズは2月26~28日に開催されるマウントパノラマでの2021年開幕に先立ち、3種類の新たな予選フォーマットをアナウンスし、それぞれイベントに合わせた運用形態を採るとした。
開幕戦のバサースト500を皮切りに、タウンスヴィル、バサースト1000、ゴールドコーストなどの給油ラウンドで採用される“フォーマット1”は、1回の計時予選に加えてトップ10シュートアウトでグリッドを決定。
一方、土日2ヒートを開催するサンダウン、タスマニア、ベンド、ウィントン、パース、オークランドなどのスーパースプリント戦で用いる“フォーマット2”は、各10分間のQ1、Q2、Q3を実施。ダーウィンやシドニーではQ1、Q2に加えてトップ10シュートアウトを設けた“フォーマット3”を採用し、タスマニアのシモンズプレインなど混雑必至のショートトラックでは、危険回避のため2日間にまたがった組分け方式で予選が争われる。
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