5日間延期の分割テストは無事に開催。地元TCR初代王者のブラウンが最速/豪州SC
このテストが終了した翌週には、エレバスが2021年仕様のブラウン9号車、コステッキ99号車の新カラーリングを公開し、9号車は“ローリング・スポンサーシップ・プログラム”を導入するとアナウンス。一方の99号車は、地元通信企業のBoost Mobile(ブーストモバイル)が新パートナーに就任することを明らかにした。
昨季限りで元エースのレイノルズがケリー・グローブ・レーシングに移籍した影響で、これまでチームの主要パートナーであり続けたオイルブランド“PENRITE(ペンライト)”を失ったエレバスは、その後継者として挑むブラウンの9号車に新たな施策を用意した。
工業製品とケミカル剤ブランドとして知られる“WD-40”のカラーリングで、開幕戦のマウントパノラマに挑むことが決まったブラウンは「マシンの外観にはとても満足しているし、シーズンの強力なスタートを後押ししてくれると期待している」と、意気込みを語った。
「バサーストでのオープニングラウンドで、このWD-40のカラーで戦えることにとてもワクワクしている。彼らはとても象徴的なブランドであり、長い間モータースポーツに関与し続けてきたからね」と笑顔を見せたブラウン。
「そのカラーが僕のマシンに採用されているのは本当に素晴らしいことだし、開幕戦でマウントパノラマを走る日を心から楽しみにしている。このエレバスWD-40のマシンがグリッドの前方で目立てることを願っているよ」
一方、ブラウンと同じく2020年はSuper2に参戦し、2勝を挙げてランキング8位を記録したコステッキは、長年のパーソナルスポンサーであるブースト・モバイルとの関係継続を歓迎するコメントを残した。
「ブーストを何年も代表してきたことを誇りに思っているけど、彼らのロゴが僕の99号車ホールデンのマシン全体に描かれているのを目にできて、本当に格別な気分だ」とコステッキ。
また、レギュラー陣にマコーレー・ジョーンズとニック・パーキャットを起用するBJRは、ジョーンズの96号車にコカ・コーラの世界的に有名なロゴを採用した新リバリーを披露すると同時に、耐久カップ登録ドライバーにクリス・ピサーを起用すると発表。同じくパーキャットのコドライバーには、37歳のデイル・ウッドを迎えるとアナウンスしている。