「合衆国大統領というのは重要な役職だ。しかし、一部の人々が考えているほど悲惨なことにはならないと思うよ。私は楽観主義者だからね」
「(選挙戦勝利後の)彼の最初の演説はかなり常識的なものだった。だから持続可能性の領域についても同じように常識的な考えを持っていると期待している」
今年の夏にはルーカス・ディ・グラッシによって、世界で2番目に大きな氷床であるグリーンランドでフォーミュラEのデモ走行が行われた。

ここで撮影されたショートフィルムはオンラインで400万回以上再生されたほか、COP22の会場では気候変動に対する意識向上を目的としたドキュメントフィルムとして公開されている。
グリーンランドでの撮影に参加したディグラッシは、気候変動に関するメッセージが拡散されるべきか問われ、「トランプが勝利した後だから、絶対に必要だね」と冗談めかしてコメントとすると、「すべての人が自分にできることをすべきだ。僕にできるのは電気自動車の宣伝だ」と付け加えた。
「もし僕たちが電気自動車に対する人々の認識を変えることができたら、そして、もし僕たちがパートナー企業たちの宣伝を行い、彼らの技術を発展させることができたら、さらには電気自動車をより手頃で、速く、セクシーで、経済的にすることができたら、(フォーミュラEは)一般の人々に電気自動車を買ってもらうための強力なプラットフォームになると思うんだ」
「これが(フォーミュラEが)重要である理由さ。だからこそ僕は、このシリーズの一翼を担っていることを誇りに思っているんだ」