迎えたレース2、左リヤサスペンションの修復を奇跡的に間に合わせたナッシュのセアト・レオンが歓声とともにグリッドへ。そしてグリーンフラッグと同時にポールスタートのコミニを交わす抜群のスタートを決めたのは、セカンドロウに並んだシビックのモンテイロ。
そのままVWの2台を置き去りにリードを広げる展開かと思われたが、またしてもSC導入で赤旗再スタート。レース1に続き、残り2周のハーフポイント決戦となった。
ここでもモンテイロは危なげない走りで首位を堅守。その後方、2番手争いはコミニがチームメイトのジャン-カール・ベルネイに譲る形で3番手に後退。最終ラップではクラフト-バンブーのもう一台であるぺぺ・オリオラにも仕掛けられたコミニだが、4番手でも逆転タイトルは可能と判断し無理はせず。
ダメージの影響もあり8位に沈んだナッシュに対し、わずか3.5ポイントの逆転劇で、コミニが自身2度目となるTCRインターナショナル王座連覇を決めた。


