投稿日: 2021.03.24 12:17
トム・コロネル32年目のシーズンへ。おなじみDHLカラーの新型アウディRS3 LMSでWTCR参戦へ
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「結局のところ、僕はこのシリーズでもっとも多くのレースに参戦したドライバーでもある。2001年にETCCヨーロピアン・ツーリングカー選手権、2005年からWTCC世界ツーリングカー選手権、そして2018年からこのWTCRで戦っている」
「昨季はとくに好調で、スロバキアではこのレベルのシリーズでまだ勝てることを証明した。最終的にランキングは11位だったが、シーズン半ばには2位につけたこともあった。僕が再現したいのはまさにその点だ」
4台体制で挑むコムトゥユー・レーシングのラインアップで、フレデリック・バービッシュ、ナサニエル・ベルトンと並んで新型モデルのステアリングを握ることになるコロネルだが、WTCRでのシーズン前半戦は本格的なカスタマーデリバリーに先んじた車両開発の意味合いも含まれる。
しかし本人は、そのパフォーマンスに関して「まったく心配はしていない」と自信をみせる。
「ここまでのアウディは、TCRのカテゴリーでもっとも成功したツーリングカーの1台であり、過去4年間に世界中で1051回のレース出走に対し、約280回の勝利を収めている」と、数字を引き合いに説明したコロネル。
「現在もトラックでのテストを継続しており、クルマは多くの面で改善された。チームの技術者による調整でハンドリングも大きく進歩しているんだ。実際、このマシンは非常に新しく、まだデリバリー前でもあるから、シーズン最初のふたつのイベントでは特別なカモフラージュ・カラーでレースを戦うつもりだ」
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