更新日: 2021.03.25 12:44
SWMが2021年仕様カローラBTCCを披露。F1王者の実弟ニコラス・ハミルトンもフル参戦復帰へ
「チームの誰もが僕を歓迎してくれ、最初からとても落ち着いた雰囲気で過ごせている。そして皆がタイトル獲得に向け集中して仕事をしているんだ。ここ数年、カローラとは熾烈なバトルを展開してきたから、自分でステアリングを握ってその速さの要因を発見するのが待ち切れないね!」
一方、新チームメイトのスメルトも、昨年末のテストでわずかな距離を走らせていたカローラで「新たな1年に挑めるのを楽しみにしている」と語った。
「ラッピングのプロセスを開始したばかりのカローラをチームのワークショップで見ていたので、サイドに自分の名前が掲げられたクルマを間近で見るのは最高の気分だったよ」と続けたスメルト。
「近年、成功の代名詞となっているTGRとSWMのアライアンスは本当に強力なものだ。昨年末にかけて悪コンディションのスネッタートンでクルマをテストしたけど、この数日でその感触を自分のものにしたいと思っているよ」
一方、昨季後半にモーターベース・パフォーマンスから移籍し、チーム・ハードに加入したニコラス・ハミルトンは、引き続きチームに残留する形で新型『クプラ・レオンBTCC』のステアリングを握ることが確定。ROKiT Phones(ロキット・フォン)とABK Beer(ABKビア)の支援を受け、改めてフルシーズンを戦う決意を示した。
「多くのハードワークと体調管理により、こうしてこのスポーツに参加することが可能になった。BTCCグリッドに戻ってこられたことを心から誇りに思っている」と、兼ねてより脳性麻痺と戦いながらモータースポーツ活動を続けてきたニコラス。
「ロキット・フォンやABKビア、そのほかのパートナーの継続的なサポートと、僕への信頼に感謝しているし、昨季はドライブするのが難しいクルマながら、いくつかの素晴らしい個人的な成果を達成することもできた。今から新型クプラ・レオンのステアリングを握るのが待ち切れないよ!」と、2020年ブランズハッチでシリーズ初ポイントを獲得しているニコラス。
これでトニー・ギリアム率いるチーム・ハードは、ジャック・ゴフ、アーロン-テイラー・スミス、グリン・ゲディーの3名に並び、ニコラスを加えた4台体制のラインアップを確定させている。