TOYOTA GAZOO Racing NASCARホームステッド レースレポート
NASCAR XFINITY SERIES
第33戦 Ford EcoBoost 300
開催日:11月19日
ダニエル・サレスがドライバーズチャンピオン獲得!
トヨタはエクスフィニティ・シリーズの全タイトル制覇
11月19日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第33戦(最終戦)「Ford EcoBoost 300」がホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催された。
今季よりエクスフィニティ・シリーズでも採用されることとなった、終盤で選抜された上位ドライバーによりタイトルか争われるプレーオフ“チェイス”も最終戦となり、残った4名のうち最上位フィニッシュしたものがシリーズチャンピオンとなる。
トヨタ勢では今季シリーズフル参戦2年目となる24歳のメキシコ人ドライバー、ダニエル・サレスと、昨年キャンピング・ワールド・トラック・シリーズでルーキーながらチャンピオンに輝き、今季よりエクスフィニティ・シリーズにフル参戦、今季最多の4勝を挙げている20歳のエリック・ジョーンズがこの4名の中に残っており、タイトル争いに臨んだ。
19日(土)午前中の予選に続き、午後3時49分に1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。
今季3度目のポールポジションを獲得したサレスは好スタートを切り首位をキープ。3番手グリッドにつけたエリック・ジョーンズはスタートで前車に阻まれる形で出遅れ、ハンドリングにも苦しみ、前半戦は10位前後で周回を重ねた。
中盤には接触で車両前部に穴が空くというトラブルにも見舞われたエリック・ジョーンズだったが、修復し、セッティングも調整していくことで徐々にポジションを取り戻し、残り20周というところでサレスに次ぐ2位に浮上。
サレスとの差をじりじりと詰めていき、トヨタのチームメイト同士でのタイトル争いの様相に。しかし、ハードにサレスを攻めていたエリック・ジョーンズは残り12周で壁にヒット。そのまま2位で走行を続けたが、サレスとの差は僅かに広がってしまった。
残り10周でスピン車両によりイエローコーション。上位勢はピットへ向かったが、1台がコース上に残り、更にピットに入った中でも、“チェイス”を争うエリオット・サドラー(シボレー)が2本タイヤ交換作戦を採ったためポジションを上げてトップでピットアウト。サレスが3位、エリック・ジョーンズが4位で残り3周での再スタートが切られた。