2021年TCRヨーロッパに向け、チーム体制が続々確定。オモラ、ジロラミらが引き続き参戦
これまでは名門ターゲット・コンペティションや、BRCレーシングなど、ヒュンダイ系の強豪チームで活躍してきたオモラは、2021年に向け今度は新チームに移籍してふたたびi30のステアリングを握ることとなった。
「僕らはすでにテストを開始しており、開幕までのここ数カ月で素晴らしい状態になるよう取り組んでいる。僕自身、自分が何を欲し、何を達成したいのかをよく知っているし、今年はそれを実現できると信じているよ」と、新シーズンに向けた意気込みを語るオモラ。
「このチームは、チェコとスロバキアにまたがるバックグラウンドを持っていて、そのことを僕自身も幸せに感じている。僕の名前と新チームの名称が、スロバキアを代表してシリーズを戦うことは誇りでもあるし、その事実が僕のモチベーションを高めてくれているんだ」とオモラ。
そんな2021年のTCRヨーロッパ・シリーズは、これまでのヨコハマタイヤに代わってハンコックがワンメイク供給を担うことも決定した。
「ハンコックのような重要なブランドが、タイヤの性能をアピールする場としてTCRヨーロッパを選んだことをとても光栄に思う」と語るのは、シリーズプロモーターを務めるパウロ・フェレイラだ。
「ハンコック製品はすでにTCR規定ツーリングカーとの高い親和性を立証しており、この技術的パートナーシップがTCRヨーロッパのコンペティションレベルをさらに引き上げると確信している」
ハンコックはTCRシリーズでのプレゼンス拡大に注力しており、2021年はヨーロッパに加えてTCR東欧シリーズやTCRスペインの公式サプライヤーにも就任している。