この措置で最も影響を受けたのが、完全にブリスベンに拠点を置く唯一のチームであるホールデン陣営トップチーム、トリプルエイト・レースエンジニアリングで、クイーンズランド州内ではライバル陣営のディック・ジョンソン・レーシング(DJR)とマット・ストーン・レーシング(MSR)も、ゴールドコースト近郊に位置するファクトリー勤務のため、市内に多くのスタッフが在住している。
また、シリーズカレンダーにまつわる情報として、2021年は11月19~21日開催予定のF1オーストラリアGPにて、ふたたびRSCが併催イベントとしてメルボルンのレースウイークに加わる可能性が出てきている。
地元モータースポーツ専門サイトの『speedcafe.com.』によれば、現在メルボルン・グランプリ・コーポレーションと協議中のRSC運営側は、11月のGPイベントに向け「話し合いを始めている」ことを明かした。
「我々シリーズは、できる限りそのF1イベントをサポートしたいと思っている。グランプリは素晴らしいお祭りだと思っているからね」
「長年、彼らとは素晴らしい関係を築いて来たし、サポートカテゴリーの代表としてF1のレースウイークに参加するのはいつだって素晴らしいことだ。そのため、引き続きAGPCと可能性を探りつつ対話を続けていくつもりだ」
この契約が実現した場合、2021年カレンダーで11月6~7日に入るオークランド戦と、12月3~5日の最終戦ゴールドコーストとの間に入る日程となるが、数年前までのエキシビジョン戦となるか、近年のようなチャンピオンシップ・ラウンドとなるかは、まだ未定となっている。
