更新日: 2021.04.08 12:33
新生DTMに“元王者”が続々参戦。メルセデスはパフェット、BMWはウィットマンを起用
総計7台が投入されるメルセデスAMG GT3 EVOだが、2020年創設のHRTからは同チームでGTWCヨーロッパ・エンデュランスカップを戦うアブリルの参戦が決まり、その僚友にはチーム初加入の“24時間マイスター”ゴッツがシートを獲得し、2015年と2016年にミュッケ・モータースポーツとHWAで戦って以来のDTM復帰となった。
そしてメルセデスの顔として2005年と2018年にDTMタイトルを獲得したパフェットは、4リッター自然吸気V8搭載時代から一足飛びに、GT3規定のDTMに舞い戻る形となった。
もちろん、パフェットもスパ24時間やバサースト12時間でメルセデスAMG GT3 EVOの乗車時間を稼いでおり、この2チームに加えてグループMレーシングのダニエル・ジュンカデラ、ゲットスピード・パフォーマンスのアルユン・マイニ、そしてウィンワード・レーシングのルーカス・アウアーとフィリップ・エリスらは、すべて“Mercedes-AMG Team”の名の下に、ファクトリーサポートを受けての参戦となる。
「我々は皆、新しいDTMシリーズとメルセデスAMGのチャンピオンシップへの復帰をとても楽しみにしている」と語るのは、カスタマーレーシング部門責任者であるステファン・ウェンドル。
「30年以上前からDTMに関与し、メルセデスAMGはつねに強力なドライバーやチームとともに数えきれないほどの成功を築き上げてきた」
「1992年のDTM初タイトル獲得や、現在のブランドアンバサダーであるベルント・シュナイダーの数々の記録、そして別れのシーズンとなった2018年の非常に感情的なトリプルタイトル獲得まで、多くの忘れられない瞬間が含まれている」
「メルセデスAMGにとって、DTMでのサクセスストーリーとその次の章がどんな形になるかを知りたい。すべてのチームとドライバーが良いスタートを切ることを願っている」