総計7台が投入されるメルセデスAMG GT3 EVOだが、2020年創設のHRTからは同チームでGTWCヨーロッパ・エンデュランスカップを戦うアブリルの参戦が決まり、その僚友にはチーム初加入の“24時間マイスター”ゴッツがシートを獲得し、2015年と2016年にミュッケ・モータースポーツとHWAで戦って以来のDTM復帰となった。

 そしてメルセデスの顔として2005年と2018年にDTMタイトルを獲得したパフェットは、4リッター自然吸気V8搭載時代から一足飛びに、GT3規定のDTMに舞い戻る形となった。

 もちろん、パフェットもスパ24時間やバサースト12時間でメルセデスAMG GT3 EVOの乗車時間を稼いでおり、この2チームに加えてグループMレーシングのダニエル・ジュンカデラ、ゲットスピード・パフォーマンスのアルユン・マイニ、そしてウィンワード・レーシングのルーカス・アウアーとフィリップ・エリスらは、すべて“Mercedes-AMG Team”の名の下に、ファクトリーサポートを受けての参戦となる。

「我々は皆、新しいDTMシリーズとメルセデスAMGのチャンピオンシップへの復帰をとても楽しみにしている」と語るのは、カスタマーレーシング部門責任者であるステファン・ウェンドル。

「30年以上前からDTMに関与し、メルセデスAMGはつねに強力なドライバーやチームとともに数えきれないほどの成功を築き上げてきた」

「1992年のDTM初タイトル獲得や、現在のブランドアンバサダーであるベルント・シュナイダーの数々の記録、そして別れのシーズンとなった2018年の非常に感情的なトリプルタイトル獲得まで、多くの忘れられない瞬間が含まれている」

「メルセデスAMGにとって、DTMでのサクセスストーリーとその次の章がどんな形になるかを知りたい。すべてのチームとドライバーが良いスタートを切ることを願っている」

ミュッケ・モータースポーツの18号車をドライブすることが決まったDTM2冠王者のゲイリー・パフェット
HRTでGTWCヨーロッパ・エンデュランスカップを戦う5号車ヴァンサン・アブリルは、これがDTMデビューとなる

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