天候状態を考慮し翌日のテストは、走行開始時間を1時間前倒しして午前9時からの走行となり、セッション終了時間も午後6時までに延長された。最初の1時間はルーキーとリフレッシャーのために割り当てられ、琢磨たちの走行時間は10時からに。
天候も良くオンタイムでコースに出て行った琢磨は、午前中はまずは順調に走行を重ねていた。ランチ休憩後に再びコースインした琢磨だが、マシンのバランスに異変を感じ、再度ガレージに戻って修正することに。
マシンのセッティングを変え再度コースに戻ったものの、今度はピットで電気系統の失火。琢磨はすぐにマシンを降りることになった。
この修復に大きく時間を取られ、コースに戻ってこられたのはテスト終了20分前というギリギリ。琢磨はハッピーアワーと呼ばれるコースがレース同様に混雑した状態の中に飛び込んでいった。
琢磨はマシンの状態がイマイチしっくりこない状態だったというが、トラフィックの中でうまくトウを利用して、ラップタイムを226.396mphまで跳ね上げて見せた。このあたりは流石ベテランと唸らせるものがあった。だがそれ以上にマシンを煮詰めることはできず、チェッカーフラッグを受けてテストを終えることになった。
しかしライバルが150周以上も走るマシンが大半の中で、琢磨は60周するのが精一杯の状況だった。走行不足は否めず5月のインディ500に向けて課題を残すことになった。
「うーん。困りましたね(苦笑)。今日はトラブルが続いてしまって、ろくに走れませんでした。昨日は雨だったし今日は確認したいことは山ほどあったんですが……」
「でもチームメイトのグラハム・レイホールはすごく良いみたいでトウのない状態でもスピードが出ているし、新しくチームメイトになったサンティーノ・フェルッチもタイムが出ているので、チームとしては良いデータは取れていると思います」
「来週にはバーバーで開幕しますし、毎週のようにレースが続いて忙しくなると思いますが、今年は開幕からの勢いも大事になります。昨年レースができなかった所にも行くことになりますから、まずは序盤戦をしっかり戦って5月を迎えられるようにしたいと思います」と琢磨。
12年目のシーズンは、どんな活躍を見せてくれるのか? インディカー・シリーズは18日に開幕する。

