「当然、ここ数年は彼らともパドックで顔を合わせる仲だったし、彼らのジュニアドライバー・プログラムの講師として指導コーチを務めたこともある。だからほとんどのメンバーの顔を知っていたんだ。それにエンジニアは両手を広げて僕を歓迎してくれた。正直なところ、もう何年もここにいるような気がするよ」とイングラム。
「先月にはスネッタートンでi30ファストバックNを初体験したが、良いベースラインを確立し、クルマへの理解を高めることができた。今後も2021年のアップデートを評価し、ふたりのチームメイトとともにライバルに比してどんな位置にいるのか、早く知りたくてウズウズしているよ!」
一方、2020年からBTCCに新規参入を果たし、MBモータースポーツ・アクセラレーテッド・バイ・ブルー・スクエアのエントリー名でFK2型のホンダ・シビック・タイプRを走らせてきたチームは、今季からモーターベース・パフォーマンスの車両2台を引き継ぎ、フォード・フォーカスSTへスイッチする。
ドライバーには昨季までFK2シビックのステアリングを握り、複数の表彰台を獲得してランキング7位に喰い込んだジェイク・ヒルが残留し、もう1台にはモーターベースからスライドのオリー・ジャクソンを起用する。
「ようやく2021年仕様をラウンチすることができてうれしい。フォード・フォーカスSTのマシンビルドの工程を確認し、テストを通じて得た手応えには本当に満足している。昨季の成功を引き継ぎ、さらに飛躍させるだけの競争力を備えているクルマだからね!」とヒルが語れば、そのフォーカスSTで昨季2勝を挙げたジャクソンも「さらなる勝利を重ねられるはずだ」と続けた。
「今季のチーム体制にはワクワクする。マシンの見た目は素晴らしく、このルックスと同じぐらい上手くドライビング出来れば、良いシーズンになりそうだ。昨年はデビューシーズンだったマシンで勝利を挙げたし、できる限りその開発を前進させ、強力な結果を手にしたいと考えている」

